裕人です!
面接で、「手応えアリ!」だと思っても、蓋を開けてみれば普通に落とされてた……なんてこと、ありますよね。
僕も新卒のとき、最終面接まで進んだ企業で、役員たちとの面接でかなり盛り上がってウケも取れてたから合格を確信していたら、後日普通に落ちてた経験があります……。
アレは「勝った!」と確信(慢心?)していたので、めっちゃ凹みましたね……笑
当時は「期待させるだけさせておいてあっさり落とすなんて、あの企業に人の心はないんか!」とか思ったこともありましたが、
今思えば、やっぱりあの役員の方々の見る目は正しかったんだな、と。
というのも、当時の僕の言葉はかなり「浅かった」からです。
いかにも「学生が考えた、企業にウケが良さそうな就活生」って感じで、話を盛ったりウソ言ったりばかりで、
「本音で喋ってる感」が全然なかったからですね。
結局、当時の僕の言葉に全く深みがなかったのも、実は「自己分析」が全然できていなかったことが原因だと確信しています。
実際、コーチングを受けて自己分析の重要性に気付いてからは、
このように面接に苦い思い出のある僕でも、10社受ければ7社は通過する程度には面接が得意になりました。
「また自己分析かよ!!」
と思うかもしれませんが、マジでそれだけ大事なので、何度でも言っていきますよ。
面接を突破したいなら、絶対「自己分析」をしよう!
面接とは、自分自身のセールスの場である
言ってしまえば、面接には「自分自身を売り込むアピールの場」という面もあります。
採用するからには、採用する企業側はあなたに給料や教育といった「コスト」を支払う必要があり、
あなたが提供してくれる価値はその「コスト」に釣り合うのか、ということを見極めないといけませんからね。
そして、面接は限られた時間の中で、あなたと初対面の面接官とで行われるものです。
よって、あなたがどんな特徴・性格を持った人なのかを、短い会話のやり取りの間だけでしっかりアピールしなければなりません。
また残念ながら、面接官は学校の先生でもないし、あなたをお客様扱いもしてくれませんから、
あなたが自分で語らなければ、わざわざ聞き出してくれることもないです。
せっかく良いところを持っていても面接官には伝わりません。
そんなの、もったいないですよね。
だから、短い時間で自分の特徴や性格、強みをしっかりアピールできるようにするために、
前もって準備をしておく必要があり、それが「自己分析」なのです。
矛盾やブレのない、一貫性のある受け答えができるようになる
ぶっちゃけた話、面接で多少話を盛るくらいは、まあセーフです。
ただ、話を盛りすぎるとか、やってもないことをやったとウソをつくのはやめておきましょう。
(100のものを120程度に盛るのはセーフですが、10しかないものを100と言ったり、0を10と言ったりはアウトです。)
話を盛ったりウソをつくのは道徳的に良くないというのはもちろんありますが、
しっかりとした自己分析に基づく「土台」がないと、言葉に深みがなく、ウソは大抵バレてしまうからです。
実際、自己分析をテキトーに済ませて、いかにもな優等生を演じていた新卒の頃の僕も、しっかり見破られて落とされてますからね。
面接官も数多くの人を見てきているでしょうから、付け焼き刃の薄っぺらい言葉に騙されるほど甘くはないということです。
だから、自分にもウソをつかず、時には苦しく思うこともあるでしょうが、
自分自身と正々堂々と正面から向き合って、「自分の考えを自分の言葉で語る」訓練をぜひやってみてください。
その訓練を積んでいけば、きっとあなたの言葉にも深みが宿るはずです。
特に転職の場合、「○○への対処」こそ、面接で重視されるポイント
この見出しの「○○」には、ある言葉(漢字2字)が入るんですが、一体どんな言葉が入るでしょうか?
一瞬でいいので考えてみてくださいね。
転職の場合、新卒の就活と異なるのは、「少なくとも1度は仕事を辞めた経験がある」ということです。
そして、その「前職を辞めた理由」は、転職の面接において確実にツッコまれます。
面接には「正直に答えてはいけない質問」がある
先ほど「どうせバレるからウソをつくのはやめよう」という話をしたばかりですが、ここはバカ正直に答えてはいけない場面です。
本当のところ、仕事を辞める理由なんて、大体が
- 給料が全然上がらなかったから
- 上司がウザかったから
- 仕事内容がクソつまらなかったから
- 単純に労働時間がブラック過ぎたから
とかそんなところでしょう。
ところが、バカ正直にそれだけ言って終わってしまうと、面接官に
「この人、ちょっと嫌なことあったり少しでもキツいと思ったら、
『なんか思ってたのと違うので辞めます』とか言い出しそうだな……」
という不安を覚えさせてしまいます。
企業もコストを払って採用をしているわけですから、早々に辞められては困るわけです。
転職者の面接での「ゴール」とは?
いつもいつでも、「ゴール」「目的」を忘れてはいけません。
面接における「ゴール」とは、あくまで「内定を獲得すること」、
もっと言えば、「面接官に良い印象を持たせて自分の魅力を分からせること」、
「面接官に『こいつ、できる……!』と思わせること」です。
しかも、辞めた理由はあくまで「あなたの考え」なので、「これが絶対的な正解」というものはありません。
よって、何も仕事を辞めた理由についてバカ正直に答える必要はないんです。
なので、「辞めたいと思った理由」とセットで、必ず「その『逆境』に対して、自分はどのように考え、どう行動したか」まで答えるようにしましょう。
これ、めちゃくちゃ大事です。
その「逆境への対処」をしたことをアピールするだけで、面接官の
「この人すぐ辞めるんじゃないか」という不安は取り除けますし、
むしろ、「苦しい状況でもしっかり頑張って行動できる人なんだな」というプラスの印象を与えることができますから。
ちなみに、見出しの「○○への対処」の「○○」とは、「逆境」ですね。
結局、自己分析。
以上、
- 自分の良さをアピールするためには、そもそも自分としっかり向き合わないといけない
- 話を盛り過ぎたりウソをついたりするのは、どうせバレるから辞めておこう
- 矛盾や軸のブレをなくすためにも、自分自身にウソをつかず、自分の考えを自分の言葉で語る訓練をしよう
- 「前職を辞めた理由」は、「逆境への対処」とセットで語ろう
というお話でした。
もちろん、面接には「身だしなみ」「立ち振る舞い」「話し方」など、気をつけないといけないことが色々ありますが、
その中でも特に重要なのはやはり「自分の考えをしっかり伝えること」です。
そして、それもやはり「自己分析」が基礎をつくるので、面接対策としても自己分析は絶対にやっておこうぜ、って話でした!